2023年12月の記事一覧

「赤松・黒松」の剪定 & 仕事納め

12月28日(木)、新年を迎えるにあたり、専門業者の方に「赤松・黒松」の剪定を行っていただきました。「赤松・黒松」は、亀井小のシンボルであるだけでなく、町景観樹木第1号にもなっており、地域の方からも親しまれている大切な樹木です。お正月の松飾りをはじめ縁起の良い植物として馴染みのある「松」ですが、松は「待つ」が語源だとされる説もあり、歳神様をお迎えする目印として門松を飾るようになったそうです。意味は少し異なりますが、亀井小の赤松・黒松も正門近くで皆様をお迎えしています。ご来校の際には、きれいになった姿をぜひご覧ください。

 

 学校は今日が仕事納めです。一年間を振り返り、恒例の漢字一字で表すと、今年も「和」が思い浮かびました。「温和・柔和・調和・平和・和らぐ・和む」「和」を使う言葉は数々ありますが、まさに、平和で和やかな亀井小を表すのに相応しい漢字に思えます。これもひとえに、日頃から「和」を以て、子供たちを支援してくださっている保護者の皆様や地域の皆様、そして先生方のお陰だと感じております。来年も様々なことがあるかとは思いますが、学校では、子供たちの「和」を見守り、育んでいければと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、これからさらに寒くなりそうですので、ご自愛のうえ、どうぞよい年をお迎えください。

金子みすゞ「土」

12月27日(水)、少し気温が上がり、校庭で遊ぶ学童さんも気持ちが良さそうです。今日は、2学期中に、研修報告として、校内で回覧されていた研修資料の中に、興味深い詩を見つけたので紹介します。 

『土』 金子みすゞ

こッつん こッつん 打(ぶ)たれる土は
よい畠(はたけ)になって よい麦生むよ。

朝から晩まで  踏まれる土は
よい路になって 車を通すよ。

打たれぬ土は  踏まれぬ土は 要らない土か
いえいえそれは 名のない草の お宿をするよ。

この詩からは、いくつかのメッセージを感じます。
まずは、「人は、打たれたり、踏まれたりすることで、何かを生み出したり、何かを支えている。」ということです。しかし、それ以上に「世の中には、一つとして、いらないものはない。すべてのものには、そこに存在する意味や価値がある。」といったメッセージを感じます。人は、失敗したり、叱られたりすることが続くと、自己肯定感や自己有用感を感じられなくなり、深く悩んでしまうことがあります。この詩を通して、子供たちには、すべての人はそこにいるだけで素晴らしい価値があることを感じ取り、前向きに生きる力にしてもらいたいと思います。

施設整備点検&学童の子供たち

12月26日(火)午前中、電気設備の点検作業のため停電となりました。また、午後からも、業者の方が入り、防災無線の整備作業が行われました。学校では、子供たちが不在となる長期休業中、様々な点検作業や工事が集中して行われます。現在の校舎が建てられてから早40年、安心安全な施設管理のためには、異常の早期発見が欠かせません。冬休み中であっても、日直の教員が毎日、水質や水道メーターのチェックをしたり、校内の巡回をしたりしています。

 

本日は、午前中、停電があったため、日直以外は、ほとんどの教員がお休みをとっています。校舎内は、物音一つなく、いつも以上に静まりかえっていました。そんな中、癒やされるのは、学童の子供たちが楽しそうに遊ぶ声です。サッカーや一輪車、砂場遊びなど、校庭のいたるところから子供たちの笑い声が聞こえてきました。パンジーの水やりをしてくれている子供たちの姿にも癒やされました。

 

冬休みのミルク

12月25日(月)、世の中はクリスマス一色で華やいでいますが、子供たちの登校しない学校は、とても静かで少し寂しい雰囲気です。やはり子供たちがいてこその学校なのだと改めて感じます。冬休み中は出張や研修が少ないため、出勤といっても年末の事務整理や掃除、動植物のお世話が仕事の中心です。亀や金魚は冬場ほとんど餌を食べないので、ミルクのお世話が癒やしとなっています。ぬいぐるみと戯れながら、冬休みもミルクは元気いっぱいでした。

2学期終業式 & 通学路点検

12月22日(金)、今年度は、感染拡大することなく、無事、終業式を実施することができました。終業式では、子供たちに「運を味方にする行為」について、お話しました。大谷翔平選手の「運」を高めるための「ゴミ拾い」について取り上げ、子供たちに、謙虚な姿勢や人のために行動できることは、夢や成功につながることを伝えました。子供たちには、「あいさつ」や「ゴミ拾い」など、些細なことでも大切にする心を育んでもらいたいと思います。
「みなさん、3学期、元気にまた会いましょう。」
  

生徒指導の先生から、冬休みの生活についてお話がありました。長い式辞の後でしたが、子供たちは集中してお話を聞くことができていました。また、各学年代表の子供たちが、2学期の振り返りを発表しました。堂々とした発表から、2学期の頑張っていたことがとても良く伝わってきました。
「みなさん、2学期よく頑張りましたね。冬休みは、安全と健康に気を付けて楽しく過ごしてね。」

 

一斉下校後、先生方が、子供たちの通学班に付き添いながら、通学路点検を行いました。路面や街路樹の状態など、子供たちの目線で歩きながら、危険な場所を確認しました。子供たちの下校の様子を確認することもできました。どの班も、安全に気をつけながらしっかりと下校できていました。
「冬休み中も、交通事故に気を付けましょうね。」

  

総合「学校周辺のゴミ探し」(4年)& どこもかしこもお楽しみ会 & 大掃除

12月21日(木)1・2校時、4年生が総合的な学習の時間で学校周辺のゴミ探しに出かけていました。子供たちは、誰もが住みよい街や気持ちの良い街、きれいな街を考える中で、ゴミに視点が広がっていきました。実際に学校の周辺のゴミを確認しながら、子供たちはいろいろな種類のゴミが落ちていることに驚いているようでした。
「目的をもって歩くと、とてもたくさんの発見がありますね。」
 

昨日と今日の2日間に、すべての学年でお楽しみ会が開かれていました。「2学きがんばったね会」「2学期おつかれ様会」「クリスマス会」など、その名称は様々ですが、どのクラスでも、2学期頑張ったことを友達と互いに労い、さらに絆を深めようと企画されていました。鬼ごっこやドッジボール、宝探しにハンカチ落とし、中には、学校中を使った大かくれんぼ大会を開いている学年もありました。今年最後に、子供たちの笑顔と思い出いっぱいの時間となりました。

 

昨日、お楽しみ会を開いた学年で、今日は大掃除が行われていました。子供たちは、机や椅子のほこりを一つも残さないようにと、とても丁寧に掃除していました。周囲の教室から楽しそうな歓声が上がっていても、惑わされず、黙々と一生懸命に掃除をする子供たちは、本当に素晴らしいなと感じました。
「道具への感謝や道具を丁寧に扱うことはとても大切なことです。新年を気持ちよく迎えられますね。」

 

野菜の収穫(なかよし学級)& クリスマスケーキ(給食)& 紅白本合戦

12月20日(水)1校時、なかよし学級の子供たちが、冬休みを前にダイコンの収穫を行っていました。中には、カブのような可愛らしいダイコンもありましたが、子供たちが丹精込めて育ててきたダイコンは、きっとどれも美味しく食べられると思います。お味噌汁に入れてもよし、炒め物でもよし、この時季は、お鍋に丸ごと入れても良いかもしれません。
「種を蒔いてから、食べるまでが体験です。美味しく食べようね。」

 

本日、2学期最後の給食にクリスマスケーキが出されました。まだちょっと早いですが、クリスマス気分に浸りながら、子供たちは大喜びでした。ちょっとずつ食べる子も、大きく一口で食べる子も、みんな嬉しそうな笑顔でした。子供たちの喜ぶ姿を見るたびに、給食の時間が子供たちにとってかけがえのない時間だと感じます。
「季節に合ったメニューを考えてくださっている栄養士さん、給食センターの皆さん、ありがとうございます。」 

  

大晦日の恒例と言えば、紅白歌合戦が思い浮かびますが、亀井小の図書室では、「紅白本合戦」が開催されていました。12月に入り、読んだ本の表紙の色が、赤か白かで競っています。子供たちは、赤や白の本を読むたびに、シールを貼って投票していました。図書室では、ちょっとした遊び心を加えながら、子供たちに本を読む楽しさをより感じてもらいたいと考えています。
「20日現在、(赤52)対(白65)。さあ、この後、どっちが勝つでしょう。」

 

のびのびタイム & 鑑賞会(2年)& サンタ登場(1年)

12月19日(火)業前、今日の「のびのびタイム」はリズム縄跳びでした。子供たちは、踊るぽんぽこりんの音楽に合わせて、次々といろいろな技に挑戦していきます。できるだけ長く跳び続けることを目標に、どの子も一生懸命に跳んでいました。特に、高学年の子供たちは、これまでの積み重ねもあり、とてもリズム良く跳び続けていました。
「運動環境委員のみなさん、とても良いお手本になっていましたね。」

 

1校時、2年生の子供たちが、図工の作品をお互いに見せ合って、鑑賞会を開いていました。この間、カッターを使い始めたばかりの子供たちが、切り抜きも、曲線もとても上手に表現できるようになっていました。友達と作品のよいところをお互いに見つけ合いながら、どの子も嬉しそうに作品の説明をしてくれていました。
「窓の切り抜きや階段の工夫、色合いなども、とっても上手にできていましたね。」

 

 3校時、1年生の音楽の授業にサンタクロースが登場していました。子供たちは、サンタさんから鈴をプレゼントしてもらいながら、とても楽しそうにクリスマスの曲を歌っていました。映像に合わせて、全身を使って踊ったり、鈴を鳴らしたりしながら、音楽室がまるでパーティ会場になったような雰囲気でした。
「サンタさんが登場したので、音楽の楽しさをより感じられましたね。」

 

図工「トントンつないで」(4年)& 季節の掲示物

12月18日(月)3・4校時、4年生の子供たちが、薄い木のスティックと木切れを組み合わせて、動く生き物を作り出していました。長く長くつなぎ合わせてヘビやワニのしっぽを表現している子もいました。集中して手際よく動く子供たちを見ていると、ノコギリやげんのうを道具として上手に使いこなしているなと感じました。
「完成した作品に色付けをすると、きっとさらに迫力がでますね。」

 

12月に入り、季節を感じる掲示物が学校中に見られるようになりました。クリスマスにちなんだ掲示が多いようですが、子供たちの感性や知的好奇心を育むためにも、季節感のある掲示・展示を大切にしていきたいと考えています。そこで、校内に掲示・展示されているクリスマスを集めてみました。子供たちには、ぜひ掲示物に気がついてもらいたいと思います。
「クリスマスまで後一週間。いくつ見つかるかな?」

 

「短縄・長縄跳び」(3・4年)& 「彫り進み版画」(5年)

12月15日(金)2校時、3・4年生の子供たちが体育館で縄跳びの学習をしていました。交差跳びにつながる動きからあや跳びに至る動きまで、段階を追って練習をしていました。縄跳びカードの新しいマスが埋まるたびに、子供たちの「やった~。」という叫び声があちこちから聞こえてきました。長縄跳びでは、跳ぶ子に合わせて、回すスピードを緩めたり、背中を押してタイミングを教えてあげたりと、優しさ溢れる場となっていました。
「新記録だけでなく、優しく教え合っていることが、何より素晴らしいね。」

  

 3・4校時、5年生の子供たちが彫り進み版画の学習をしていました。彫り進み版画は、彫っている途中で一度刷り、もう少し彫り進めた途中で別の色を重ね、最後まで彫ってさらに別の色を重ねます。なかなか難しい作業なのですが、子供たちは色の重なりを考えながら、一生懸命に彫り進めていました。2時間通しでしたが、素晴らしい集中力でした。
「最後3回目の刷りで、どんな仕上がりになるのか楽しみですね。」